【バリオニクス】鋭いかぎ爪! ワニみたいに長い顔の魚食恐竜 | 恐竜図鑑

鋭いかぎ爪とワニみたいな長い顔が特徴の、魚を食べる肉食恐竜・バリオニクス。長い顔を川や湖に突っ込んで、魚をキャッチして食べていたよ。

もくじ

バリオニクスの自己紹介

ぼくの名前はバリオニクス。これからぼくの自己紹介をするよ!

[名前の由来] ぼくは「重々しいツメ」って意味だよ!

ぼくの正式な名前はバリオニクス・ウォーカリ (Baryonyx walkeri)。

“Baryonyx”は、古代ギリシア語で「重々しいツメ」って意味なんだ。
この名前は、ぼくの前脚の親指部分にある、30センチもの大きなかぎ爪に由来しているよ。

By ★Kumiko★ – https://www.flickr.com/photos/kmkmks/38452744530/in/album-72157714091543872/, CC BY-SA 2.0, Link

[身体の特徴] 鋭いかぎ爪と細長い口が自慢だよ!

ぼくたちバリオニクスの全長は約10メートルで、路線バスくらいの長さ。重さはだいたい2トンぐらい。小型トラック1台分ぐらいだよ。

口は細長くてワニみたい。たくさんの細かい歯が並んでいて、魚を捕まえるのにぴったりな形をしていたんだ。このちょっと変わった口と歯のおかげで、川や湖など水辺での狩りが得意だったんだよ。

By Ballista – Own work, CC BY-SA 3.0, Link

[性格・行動] 水辺で生活する「魚食恐竜」だよ!

ぼくたちバリオニクスは、川や湖など、水辺を好んで生活していたよ。でもたまに川や湖の周りから少し離れて内陸部に移動することもあったんだ。

By Alexander Vieira (PaleoGeekSquared) – Own work, CC BY-SA 4.0, Link

同じように水辺で生活していた恐竜には、スピノサウルスやスコミムスがいたよ。スピノサウルスとの違いをよく聞かれるけど、スピノサウルスは最大の肉食恐竜と言われていて、ぼくたちよりもずっと大きかったよ。スコミムスはぼくたちと同じぐらいのサイズだけど、ちょっとだけスコミムスのほうが大きかったんだ。

[食べ物] 魚が大好物! でもたまに他の動物も……

ぼくたちは肉食。おもな食べ物は、魚だったよ。長い口を水中に突っ込んで、歯をつかってすばやく魚をキャッチ! 歯はたくさんあって、90~100本近くあったんだよ。

ただ、時には他の小さめの恐竜や爬虫類も食べていたと言われているんだ。なんと!イグアノドンも食べていたかも……なんて言われているよ。

[頭脳・五感] 視覚と嗅覚が優れているよ!

ぼくたちは見る力=視覚が発達していて、動く魚を逃さなかったよ。鼻もよくて、匂いで獲物を探すのが得意だったんだ。

[歩き方・速さ] 水辺では速く泳ぐよ!

ぼくたちは二足歩行。陸上で走れなくはなかったけど、ティラノサウルスみたいに速くは走れなかったよ。水辺での生活が得意だったから、泳ぐのは上手。でもスピノサウルスほど速くは泳げはしなかったかもしれないね。

[場所・時代] 白亜紀のヨーロッパで生息していたよ!

ぼくたちはイギリススペインなどに住んでいて、約1億2500万年前の白亜紀前期に生きていたんだ。

同じ頃、近い地域には、植物食恐竜のイグアノドンがたくさんいたよ。空には翼竜・オルニトケイルスが飛んでいたんだ。


どう? ワニみたいな顔と大きなかぎ爪が特徴のぼくのこと、わかってくれたかな?
そうそうぼく、映画「ジュラシック・ワールド 炎の王国」でも結構派手に登場して、Tレックスと間違えられるぐらいの迫力だったんだよ。

バリオニクスのスペック表

名前バリオニクス
学名Baryonyx walkeri
分類竜盤類 >スピノサウルス科
全長約10m
体重約2トン
食べ物魚や小型動物
時代白亜紀前期(約1億2500万年前)
生息地・発見地イギリス、スペイン
動き方二足歩行

バリオニクスのグッズ

フィギュア

シュライヒ(Schleich) 恐竜 バリオニクス

シュライヒ(Schleich) 恐竜 バリオニクス

ドイツのフィギュアで有名なブランド「シュライヒ」。手作業で丁寧(ていねい)に作られていて、とってもリアルでクオリティが高いよ。

マテル ジュラシックワールド ダメージ! ひかる バリオニクス 全長:約38cm

からだのボタンを押すとダメージが光ってほえるバリオニクスのフィギュア。うしろのボタンを押すとダメージがひかって口を動かしながらほえるよ。

アニア ジュラシック・ワールド バリオニクス

口、足、しっぽが可動するバリオニクス。

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