名前に「~ラプトル」がつく恐竜は「泥棒」って本当?
「ラプトル」は、古代ギリシャ語で「略奪者(りゃくだつしゃ)」「泥棒(どろぼう)」を意味するんだ。
だから名前のさいごに「ラプトル」がつくと、「~な泥棒」っていう意味になるんだよ。
「ラプトル」がつく恐竜って、たくさんいるよね。
たとえば、いくつか紹介するね!
ヴェロキラプトル
「速い泥棒」。
獲物(えもの)をおいかけるときのすばやさと、その俊敏(しゅんびん)な動きから、この名前がつけられたよ。
オビラプトル
「卵泥棒」。
はっけんされた化石から、卵を盗(ぬす)んで食べていたと思われていたから、この名前がつけられたよ。
でもさいきんでは、じつは盗んでいたんじゃなくて、じぶんの卵を大切にもっていたことがわかったんだ。
でも一度この名前がつけられちゃったから、変えてもらえていないことがあるんだ。
ミクロラプトル
「とても小さい泥棒」。
四つの翼(つばさ)で空を飛ぶ羽毛恐竜で、肉食。
からだの長さはだいたい30cm、重さは1kgぐらい。
すっごく小さくて、するどい爪で獲物をつかまえていたから、この名前がつけられたよ。
ユタラプトル
「ユタの泥棒」。
化石がアメリカのユタ州でみつかったから、この名前がつけられたよ。
こんなふうに、それぞれの恐竜の名前には、その恐竜の特徴をあらわす言葉が組み合わされていることが多いんだ。
だから名前をみれば、その恐竜がどんな特徴をもっているのか、少し想像することができるんだよ。
おもしろいよね!