【パキリノサウルス】鼻の上にぶ厚くて大きなコブ！ 顔に大きな角がない角竜| 恐竜図鑑

パキリノサウルスの自己紹介

ぼくの名前はパキリノサウルス。これからぼくの自己紹介をするよ！

[名前の由来] ぼくは「ぶ厚い鼻のトカゲ」って意味だよ！

ぼくはセントロサウルス科の角竜（つのりゅう）だけど、鼻の上に大きな角がないよ！
角竜といえば、トリケラトプスみたいに大きな角が目立つけど、ぼくにはそれがないんだ。

代わりに鼻にあるのは、硬くてぶ厚いコブみたいな突起。

ギリシャ語で、パキ（pachys）はぶ厚い。リノ（rhino）は鼻。サウルス（saurus）はトカゲ。

特徴的な鼻の見た目から、パキリノサウルス（Pachyrhinosaurus）＝「ぶ厚い鼻のトカゲ」という名前がつけられたんだ。

[身体の特徴] 鼻の上のコブがユニーク！

ぼくたちパキリノサウルスは体長約6メートル、体重はおよそ2トン。
トリケラトプスより一回り小さいぐらいのサイズだったよ。

ぼくの最大の特徴は何と言っても、鼻の上にある大きなコブ上の突起。他の角竜はこの部分に大きな角が生えていることが多いけど、ぼくたちに角はなかったよ。
もしかしたらあったかも、とも言われているけど、真相はまだ分かっていないんだ。

フリル（首飾り）は他の角竜と同じようにあったけど、体の大きさに比べて小さめ。内側にのびる短い突起と、外側に伸びる長めの突起があったよ。

[場所・時代] 北アメリカの寒い地域に住んでいたよ

ぼくたちパキリノサウルスは、北アメリカのなかでも、カナダやアラスカなど寒い地域でたくさん化石が見つかっているよ。

生きていた時代は白亜紀後期、約7,600万～6,900万年前。

同じ時期、北アメリカといえばトリケラトプスが生きていたことでも有名だけど、トリケラトプスは北アメリカのなかでも暖かめの地域、ぼくたちパキリノサウルスは寒めの地域に住んでいたよ。

[性格・行動] グループで行動していたよ！

ぼくたちパキリノサウルスはカナダやアラスカで集団でみつかっているから、大きな群れで行動していた可能性があるよ。

大人も子供も一緒に、食べ物や水を求めて大移動をしていたんだ。

[食べ物] 寒い場所にある植物を食べていたよ

ぼくたちパキリノサウルスは、植物食恐竜。

カナダやアラスカの森林地帯に生えていた、繊維（せんい）が多くて固めのシダ類、ソテツ類、針葉樹などを、かみ砕いて食べていたよ。

[頭脳・五感] 鼻がとってもよかったよ

ぼくたちパキリノサウルスは鼻がとってもよくて、食べ物をみつけたり、おそってくる肉食恐竜に気がつくのにとっても役にたっていたよ。

頭のよさは普通……かな!?

[歩き方・速さ] 四足歩行。まぁまぁ速く走れたよ。

ぼくたちパキリノサウルスは、四足歩行。

どれくらい速く走れたかまだ正確にはわかってないけど、、時速30～35キロぐらい。オリンピックの短距離選手と同じぐらいのスピードが出せたかもね！

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どう？ ぼくこと、わかってくれたかな？
角竜だけど、鼻の上に大きな角がなくて、代わりにコブみたいな突起があった、ちょっと変わった角竜だったんだよ。

パキリノサウルスのスペック表

名前	パキリノサウルス
学名	Pachyrhinosaurus
分類	鳥盤類＞装飾頭類
全長	6.0m
体重	2トン
食性／食べ物	植物食恐竜／植物
時代	白亜紀後期（約7,600万～6,900万年前）
生息地・発見地	北アメリカ（カナダ、アラスカ）
動き方	四足歩行

パキリノサウルスのグッズ

フィギュア

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