恐竜の体温ってどれくらい？

恐竜の体温がどれくらいだったのか、それはとてもむずかしいんだ。
だって恐竜たちは絶滅（ぜつめつ）しちゃってるから、ちょくせつ調べることができないんだよ。
でも学者の人たちはいろいろな研究をして、「こうじゃないかな～」って毎日考えたりしているよ。

恐竜の体温は、いまの爬虫類（はちゅうるい）と鳥や哺乳類（ヒトを含む）の間のどこかぐらいだったって考えられているよ。

爬虫類の体温は、周囲の気温によって変わるんだ。
だから、あつい日は体が暖（あたた）かく、さむい日は体が冷たくなるよ。
これを「変温動物（へんおんどうぶつ）」と言うんだ。

いっぽう、鳥や哺乳類は体温を一定に保つことができるよ。
これを「恒温動物（こうおんどうぶつ）」というよ。
わたしたち人間の体温は、大体36.5℃～37.5℃ぐらいだよね。

恐竜たちの体温は、それぞれの種類によって違ったかもしれないよ。

たとえば、羽毛をもつ恐竜たちは、羽毛をつかって体温を一定に保つことができたかもしれないね。
そして、大きな恐竜たちは、その大きな体をつかって熱をためておくことができたかもしれないよ。

あとは首や背中にゴツゴツや飾りがある恐竜たち、たとえば、スピノサウルスの背中にある帆や、ステゴサウルスの背中のプレート、トリケラトプスの襟飾り(フリル)なんかは、体温調節をするために役立ってたかもしれないとも言われているんだ。

恐竜たちは、それぞれの生活のに合わせて、体温をコントロールする方法を見つけていたのかもしれないね。